アルコール依存症はやっかいなもので、家族のほうが振り回されます。いつ何時、自宅でありながら心の休まるときはありません。
私の父親は2014年からずっとアルコール依存症でずっと振り回され続けていました。父親の機嫌をとらないといけない状態だし、顔色をうかがう日々です。最近では私は怒鳴っているばかりです。顔も見たくありません。仕事に行っている間がすごく心が穏やかです。みんなが大好きな金曜日や土曜日が憂鬱です。あの人の顔を見なければならないのかと思うと心が重たくなります。
私が体調不良でも気遣う様子はありません。さらに追い詰めてきます。矢継ぎ早に話しかけてくるので、何度「うるさい!」と怒鳴ったことか。ガミガミ言う子供なんか可愛げがないですよね。「昔はもっと素直に聞き分けがよかったのに」と言われることもしばしば。
母親が2023年12月31日に大動脈解離で緊急入院し、今も病院で療養中です。ですので、今は私と父親の2人暮らしです。兄はいますが、別で暮らしています。父親と2人で暮らすのは本当に嫌です。母親が倒れてからさらにわがままになったような気がします。1月とか2月の金曜日なんか本当に憂鬱でした。ご飯が夜6時までにできていないと文句を言いました。私は仕事をして帰ってくるのが6時なのに、その時間帯にできていないとおかしいと言い張るわけです。だけどあの人は家事をしません。口を出すのだけは立派にします。
今では私はあの人にご飯を作ることはありません。作っても食べてくれません。コンビニ弁当やスーパーの総菜の空き容器が目に付きました。しかもお金の使い方は派手になりましたし、仕事もあまり行くことはありません。私が口を出そうものなら、急に病気のフリをして何一つ聞く耳をもってくれません。
私は財布でしょうか?あの人が自分を良く見せるためだけの道具でしょうか?金だけ出して家政婦のような仕事をやっていろと?こんな生活にはうんざりです。もう実家を出ていく算段を考えています。
私は断酒会に行きました。とりあえず家族だけでもということで、話をして吐き出す場に行きました。
そのときに出会った本がこれです。「酔うと化け物になる父がつらい」です。読むと本当に胸が締め付けられます。私が小さい頃から父親はお酒に酔ってばかりでした。父親が若いときは本当によくモノを壊しました。今でもですが。母親はうんざりしながら聴いていました。聴かないとあの人は露骨に機嫌が悪くなります。というか聞いていようが聴いていまいが期限が悪くなるのでどっちみちどうしようもないです。
まあ、アルコール依存症の恐ろしさを知りたければ一度読んでみるとよいです。対岸の火事とは思えないです。親がアルコール依存症だと子供はそれにずっと巻き込まれます。逃げ場はありません。学校や職場のほうがずっといい環境と思ってしまいます。帰宅恐怖症になるのは無理もありません。